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春の院展作家による出張講義

火曜日, 7月 3rd, 2012

倉敷芸術科学大学、春の院展作家による出張講義

 平成24年6月27日、普通科3年生の美術選択者12名を対象に、春の院展作家の先生方による講義が行われました。

 <講師>
  ・清水達三 先生   日本美術院同人
  ・西田俊英 先生   日本美術院同人
  ・小田野尚之 先生  日本美術院同人
  ・板屋一弘 様     日本美術院総務部長
  ・井手康人 先生   倉敷芸術科学大学教授 

 <授業内容>
  ・講師紹介
  ・「院展」の紹介、絵画について講話
  ・日本画の伝統的な画材の紹介と体験(絵具、金箔、筆など)
  ・生徒作品講評
  ・質疑応答
  ・生徒からお礼の言葉

  この講義の前に、美術の授業で「日本画」を制作しました。
貝殻やガラスの小物、珊瑚のかけらなどをモチーフにして、和紙に墨と水干絵具を用いて日本の伝統的な絵画技法で描き、また落款も自分で書体を工夫し印材の石を彫って作り、余白や台紙の色など考えて表装をしました。
出張授業では、この作品について、まず生徒自身が工夫した点や見てほしいところなどを発表し、それに対して先生方が、生徒一人ひとりに助言や感想などをしてくださいました。

 画家として制作活動をしておられる先生方の、絵画の技法のお話や、作品についての解説は、生徒が自分自身の制作を進める上でも、とても参考になる内容でした。また、日本の伝統的な画材に触れることができたことも、貴重な体験となりました。
 この講義で得たことを、今後の制作や作品の鑑賞に活かし、芸術を大切にする気持ちをいっそう深めていきたいと思います。


   生徒作品 3年 佐藤友惟        生徒作品 3年 中村美穂

  生徒作品 3年 若林雅子        生徒作品 3年 水原恵莉香


【6月28日付の山陽新聞朝刊に掲載されました】