平成24年度 転退任式

 平成24年4月10日9時から、本校の転退任式が行われました。勤務の都合上、全員の先生方においでいただくことができなかったのは残念でしたが、おいでいただいた先生方お一人お一人から、お話をいただき、有意義な時間を持つことができました。
 定年退職ということで、38年間の教職生活にピリオドを打たれた須賀副校長先生は、中国の思想家荘子の言葉『道』をもとに、「この世に存在するものにはすべて意味がある、無駄なものは何一つない」と話され、その後、「倉敷中央高校の生徒さんは優しい人が多く、何か起こった場合他人を責めずに自分を責めてしまいがち。だけど、そのような時、この荘子の言葉を思い出して、自分の存在価値をしっかり認めて、自分を大事にして生きていってほしい」と締めくくられました。
 新採用から3年。本校にお勤めになった荻野先生は、とりわけ「この二年間、みんなのことを考えない日は一日もなかった」と、1年2年と持ちあがった人間探究コースへの熱い想いを語ると共に、全体の生徒に「一年後のなりたい自分、十年後のこうありたい自分をイメージして、進路実現のために、小さな努力から始めてほしい」と締めくくられました。
 昨年度、講師として一年お勤めになった村上先生は「転勤してから、みんなの活躍を知りたくて、倉敷中央の文字をさがして、今まで以上に新聞をよく読むようになりました」の言葉から始まり、それぞれの生徒たちに自分の想いを語られました。最後に「年度が変わり、それぞれ学校における役割が変わったことをしっかり意識して、後輩たちの面倒を見てあげてほしい」と締めくくられました。
 それぞれの先生の想いは生徒にストレートに響き、聞いている生徒の中には涙が伝う生徒もいました。
 最後、2年生と3年生の間に作られた花道の中、拍手でお送りしました。新しい場所での先生方のご活躍、ご発展をお祈りいたします。

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